自 平成31年4月 1日

至 令和 2年3月31日

 

1.はじめに

 昭和、平成とその時代の荒波に揉まれることもありましたが、『群交協』は組合員皆様のご尽力により使命を全うしてまいりました。昭和の時代、高度経済成長を迎える中、モータリーゼーションの普及の過程で発生した交通渋滞・交通事故の多発、即ち『交通戦争』が社会問題化してきた頃から、当業界が、交通安全施設業者として、徐々に認識されてきました。いわゆる建設業界の中では、当業界は職別工事業には位置づけられておらず、比較的新しい分野の専門業種でした。その後、群馬県の直接工事部門の一つであった道路区画線工事を他の事業協同組合に委託し継続させる話が持ち上がり、当業界として危機意識を持ち、諸先輩方は苦労して、まず、任意団体の境界を昭和52年に、その3年後に現在の組合を設立しました。若い力が結集され、試行錯誤を繰り返しながら、懸命にその地位を高め確かなものとしてきたことにより今があります

 当時の事業方針を振り返ってみると(一部抜粋です)

   1.工事安全の確保と技術の向上

   2.緊急工事等の協力体制

   3.事業開拓への積極的な取組

   4.組合員相互の信頼関係の確立

 組合設立当初から現在に至るまで、基本方針にぶれはありません。過去には、公共投資は右肩上がりで当業界も潤った時代もありました。しかし、バブルははじけ、建設不況が始まり、阪神淡路大震災等の自然災害も追い打ちをかけました。そんな中、私たちの『群交協』は時代に翻弄されることなく、設立当初からの理念をもとに研鑽・努力を積み重ね、新しい時代を迎えています。

 右肩下がりだった区画線施工単価もようやく上昇局面を迎え始めました。この機会を逃すことなく、私たちにしかできない専門工事業の強みを活かし、企業収益の改善に努めていく時です。『群交協』として県民の安全・安心を確保するため、生活道路における安全対策の推進を要望しています。特に昨年度は、県・県警察等のご理解をいただき自転車通行帯の設置箇所が増加しています。更なる普及が望まれています。

 また、「観光立県ぐんま」ディストネーションキャンペーンにあわせた景観に配慮した標識・防護柵、さらに、高速道路のナンバリングだけでなく一般道におけるナンバリングの推進にも協力していきたいと考えています。

 あわせて、交通事故を防止するには、施設整備等のハード対策以外に、啓蒙活動や取締等のソフト対策も欠かせません。規制標識・道路標示の整備はもとより、整備自体の重要性の理解と適切な予算を確保していただくため、更に要望を重ねていきたいとも考えています。

 今月から、新たな令和の時代が始まりました。『群交協』の更なる飛躍を確信し、組合員一同、一致協力して活動を進めていくことを期待しています。